keichildrenのブログ

2児(2歳♀、8ヶ月♂)の父。育児考察ブログ。

第11回 急げ、天才に残された時間はほとんどない…!幼児教育の重要性。

ご無沙汰してます。
KEIです。


いきなりですが、
先日、NHKさんで、
「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ 「“三つ子の魂” 小さな体のビッグバン」」
という番組を見ました。

これ↓220円で見れるので、興味あれば。



親父からおすすめされて、なんとなく見てたら、これがめっちゃ面白くて、色々思うところがあったので、内容と感想を子育ての面から書こうと思います。


気づき
本記事が長いので、気づきだけ先に書いておきます。以下です。

①7歳までに日本語力を鍛えよう。
臨界期、という神経回路が特別に強化される期間があって、
言語の臨界期は7歳がピーク。


②音楽の才能は、実は親が与えることができる。感覚(聴覚)の臨界期のピークは3歳。

絶対音感のある人は、よく3歳からピアノやっている人に多いと思いますが、まさに感覚の臨界期にピアノを始めたおかげ。
音楽の才能は、現代の神経科学では、親が子供にプレゼントできるのです。


③幼少期の可能性は無限大。
色々経験させて、「好き」、と、「得意」がマッチするものを見つけよう。
得意なことをすることで、自己肯定感を高めて、上達の好循環を。


④さいごに
家事や料理などに時間をかけずに、限られた臨界期・幼少期には、しっかり子どもと向き合う時間を作って、脳神経の発達を支えてあげる。

急げ。小さいお子さんを育てるパパママには、もう残された時間は僅かしかない…!


では本編へ↓

0. はじめに。臨界期とは?

実は、生後6ヶ月頃までの赤ちゃんは、サルの顔を見分けることができるそうです。

しかし、生後9ヶ月頃になると、この能力はなくなるそう。


何が起きているのか。


それは、
脳に広く張り巡らされた神経細胞の刈り込み(切断)が起きているそうです。


切断!?

なぜ、、、もったいない。。
と思うかもしれませんが、この切断こそが、カギなのだという。



本当に必要な神経回路を激選し、強化していく、それが臨界期。

wikipedia

臨界期とは、神経回路網の可塑性が一過的に高まる生後の限られた時期であり、生涯にわたる学習とは一線を画する。脳の神経回路は、生後の体験・経験により成長する。


この臨界期は、神経回路のジャンルによって訪れる時期やその期間の長さが様々。


例えば、
言語の臨界期のピークは、7歳。
感覚(聴覚など)は、3歳。
高度認知機能(社会性)は児童期がピークですが、その後もなだらかに続く。


では、以下で詳しく解説してみます。

1. 言語の臨界期のピークは7歳

言語の臨界期では、大人の語学学習とは一線を画し、母国語もそれ以外もぐんぐん吸収するそう。

つまり、この期間は、日本語も外国語も効率的に身につけることができるよう。


ただ、個人的には、外国語よりも、母国語である日本語をしっかり伸ばしてあげたいと思う。


人間は、物事を母国語で考え、理解しますよね。

あらゆる人間の活動に必要な根幹の能力、それが母国語です。

母国語力が半端ない人は、いわゆるスマートな人、切れる人、賢い人です。


母国語力、つまり論理的思考能力がないと、数学や科学は全くできません。


大京大の学生でも、意外(!?)にも論理的思考能力が結構低いダメダメな人は一定数います。

(実は、記憶力や計算力、テクニック、頭の回転速度があれば、あまり論理的思考能力がなくても東大京大に入って、さらに修士号くらいであれば取得できます。)


僕は、自分の子供には、東大京大等の有名大学に行ってほしいとはあまり思わず、自分の人生を最大限満喫してくれるのを希望してます。
(もしも親として希望するなら、起業家かな😎)

やはり、そのためにあると良いものの一つに、論理的思考能力があるわけです。


そんな論理的思考能力を、実は親が子供に与えてあげられるモノだとすると、どうでしょうか?

プレゼントしたくないですか?


では、どうやってこの言語の臨界期に効率的に母国語力を鍛えられるか。
テレビでは、そこまでは語られていませんでしたので、やはりここも僕の考察です。


幼児の語学力の習得方法は、たくさん聞いて、たくさん話す。とてもシンプルです。
インプットとアウトプットをたくさんすることにほかなりません。

単に、たくさん絵本などを読みまくって、詰め込めばよいかというと、そうでもないと思います。
精神科医の樺沢紫苑氏の著作、アウトプット大全インプット大全によれば、

  • アウトプットして初めて自己成長につながる。

アウトプットしなければ、何も変わらない

  • 感情を刺激するインプットは忘れにくく、記憶に深く刻みこまれる、すなわち効率の良いインプットである

と言います。



したがって、
インプットは、
子供4人全員を東大理三に入れた佐藤ママのように膨大な量の絵本を読んであげる(3歳までに1万冊だそうです…😵)ことに加えて、
感情を揺さぶる楽しい、あるいは怖い映画や漫画、
旅行や体験を通じて、いろいろな言葉に触れ、学びや気付きの機会を与える。


そしてアウトプットは、
体験したこと、学んだことを親や兄弟、祖父母など人に話す機会をたくさん与えたり、SNSを活用してみたり、「みてね」などのクローズな写真アプリにコメントを書いたりすることを促す。

ただ、個人的な日記は、普通の子には続かないので、オススメしません。
(僕も、未だに続かなかったですが、SNSはつづてます)人から見られたり、相互のやり取りがあってこそ、話したり、書く気になるものです。
(正直、プライバシーなんて、そこまで気にしなくて良いです)


また、個人的には、タブレットでの学習ツールに期待を寄せています。
従来の絵本やワークなどにくらべて、動的でインタラクティブなので、感情を刺激しながら、インプットとアウトプットを効率よく行えるはずです。(たぶん。)


ちなみに、言語の臨界期に、つい外国語もガンガン吸収させてあげたい、と思う親も多いとは思うが、これは気をつけたい。

失敗すると、母国語も変な外国語もままならないハーフタレントのようになってしまう危険性があるからだ。
言語聴覚士にも言われました) 

やるなら、良く調べて覚悟を持って行うほうが良いだろう。


ちなみに我が家は、適度に英語に触れさせるくらいかな。今生まれた子は、英語学習の環境が整ってきてるので、ある程度普通に育てば、多少英語は話せるようになるはず。(今の韓国人のように。)

あと数年もすれば、同時通訳機もかなり発達するはずだし、流暢な英語能力はそんなに必要ではないと思う。


ただ、2歳の長女は、英語にかなり興味を持ってるので、どこまで与えるべきか悩みどころ。今はまだお歌を歌うくらいにしとこーと思ってます。


2. 感覚の臨界期のピークは3歳

次に、感覚の臨界期について。

聴覚などの感覚の臨界期のピークは3歳と比較的早い。
限られた時間しかないので、注意が必要だ。

子供に絶対音感を授けてやりたいのならば、3歳までに、ピアノなどの音楽を習ったり触れさせたりしたい。

また、個人の経験によるカンだが、運動が全くできない子は、自己肯定感も低く、結果的に人生成功、満足できない可能性が高いような気がしている。
なので、運動もしっかりさせてあげたい。運動と言っても、ただ外でなんとなく遊ぶだけではなく、スポーツなど繰り返しの動作などで、手足や体幹の制御性(正確に狙った場所に体を動かすこと)を鍛えるのが良いのでは?と個人的には考えます。


さらに個人的な意見では、スポーツ選手になってもらいたい、と(親のエゴで)考えている場合でも、音楽の才能、感覚を鍛えるのは有効と思います。

あらゆるスポーツは、リズム感がかなり大事だと個人的には思っているので、運動だけでなく、音楽もまんべんなく。


そして、最後に重要なことを。
実は、いちいち口出しすることが脳を萎縮させる、ということも最新の研究で明らかになっているそうだ。


思考を司る前頭葉が萎縮したりする。
非常に怖いことだ。

虐待や夫婦げんかも脳には良くないことも分かっている。
子どもは、虐待によって、これ以上叱られないように親の言う言葉を漏らさずしっかり聴こうとするために、聴覚は伸びるそうだが、脳は全体的には萎縮する。思考が停止するのだ。

3. 得意で好きなことを見つけて臨界期に挑もう

幼少期の可能性は無限大だ。
経験の中で、神経回路が刈り込まれ、必要な能力を伸ばすようにできている。


そのため、この刈り込みをしっかり行わせるために、色々経験させて、好き、と、得意がマッチするものを見つけて、能力を伸ばさせてあげたい。
得意によって自己肯定感を高めて、好循環を作り出すことで、自分の好きなことに必要な能力(神経回路)にどんどん最適化していく。

4. 料理、家事は時短で。限られた時間を最大限子供に向けよう。

最後に。

この臨界期は、基本的には限られた時期にしか現れず、二度とピークはこない。
(一部の運動神経は、不慮の事故などによる足の切断などがあれば、再度刈り込みが進むそうだが、非常に稀な話だ。将来的には臨界期は薬などでコントロールも可能になるかもしれないが、まだまだ未来の話。)

したがって、この貴重な瞬間を、家事や料理などに時間をかけずに、しっかり子どもと向き合う時間を作って、脳の発達を支えてあげたい。


以上、参考までに。